インドでの買い物事情

で、少し話しが横道にそれる。インドでの買い物事情である。

日本でも水とかお茶は店で買うのが一般的になってきた。昔、自分が小学生だった頃は学校でも水道か直に水を飲んでいたが、今やそうではない。
インドを旅行した時の話である。集団行動が大嫌いな俺は当然個人旅行であった。そういった旅行者の例に漏れずインドに授業料をまき散らしながらアグラを巡りベナレスでガンジスを眺めた。
チャイ屋で仲良く一緒にチャイを飲んでいた若者が病院送りになった。ガンガーの美味しい水のチャイが原因らしい。最近の若者は全く鍛え方が足らん。
そんな自分も水は店でミネラルウオーターは店で買うが注意が必要である。インドという国は特に買い物一つでも真剣勝負である。交渉、また交渉である。水が5ルピーだったり100ルピーだったりする。しかも、そうやって買ったボトルも注視しなくてはいけない。なぜなら、もう既に口が開いている場合がある、というか、開いてるのがデフォだったりする。
店も「封を切ってないミネラルウオーター」とは断って売ってる訳ではない。そこらの水道の水を冷やして売っている。油断をすると生水を飲む羽目になるので注意が必要である。よってインドではミネラルウオーターのボトルを注視して封を切ってない事を確認してから買わないといけないのだ。

そんな事が思い出になってから数年経つ。

そこで話は戻る。
ココイチで喰った後に隣接するディスカウントストアで買い物にいったら思わぬものを目撃することになった。

「お客様にお願い:ペットボトルを購入後、「開封されていない」事を確認のうえご飲用くださいますようお願い申します。」

おい、ここはインドか?