地球環境の問題で朝から問い詰められたでござるの巻き

俺様は例によって新聞屋さんである。

雇われ雑用係。配達する人が休めば代わりに配達する。
新聞の各配達区域による仕分けとか、チラシの準備したり、自宅前で待機してる配達の人に新聞の束を届けたり、販促のスパムを各家のポストにねじ込んだり、店内の雑用とか、秘密組織の秘密儀式を執り行ったり、色々ですね。
お客さんのクレームなんかも対応するんですけど、まあ殆どが「不着」いわゆる入れ忘れですね。すぐにお届けして謝罪するわけですよ。
まあ、今朝も店の電話がなって「あ”〜、面倒臭いな。不着だよ」と言いつつ電話とったんですけど、「不着」じゃなくて結構飛ばし内容だったんでご報告します。

俺:「ハイ、反日新聞、ウイグル販売所です。」
客:「あの〜問い合わせですけどよろしいでしょか。」
俺:「はい、何なりと。(明らかに中年女性の声である。非通知設定なので誰かは解らない。でも、なんだかねっとりとした話し方だな…)」
客:「今日は勇気を持って電話しました。」
俺:「ハイ、…(な、なんですと? 怒っている様でもないど嫌な予感が…)」
客:「お宅、雨でも無いのにビニール袋に入れて配達しますよね。それ全部ですか。」

ジョイナーと言って新聞を雨に濡れない様にポリエチレン製のビニールでパッキングする。それの事を言ってるらしい。

俺:「(焦りつつも)、はい、一部のお客さんにはそうしております。全部のお客様ではないですけど…」
客:「雨でも無いのに、他の新聞も取っているけどそれは入れていないのに…。」
俺:「いや、お客様のポストの状況で新聞が破れたり、他の新聞が入っている場合だと後から入れる時は傷とかつけない様に(ビニールに)入れる場合もあるんですよね。」

お客様のポストが小さかったり古かったりすると新聞が破れたりするからビニールでくるんで傷が付かない様にする。また、先に聖教新聞とか他紙とか入っているとポストがいっぱいいっぱいでビニールでくるまないと入れにくい事がある。そんな家が往々にしてある。それと配達員の好みでビニールで入れるのが好きな人もいる。更には夜露。これは結構あって、天候が晴れていても冷え込んだ日とか、前日が雨だったら夜露が発生する。また、その家の立地で結露しやすい家とかある。それに朝に夕なに水まきしてあってポストが濡れている場合もある。
ただの新聞配達でも結構気を遣っているのですよ。

客:「いや、お宅の新聞ににね。「地球環境を保護しよう。」とかね、書いてあるのにね。地球に優しくないでしょう。スーパーでもレジ袋使わない様にしているのよ。お宅はどういう風に環境に対する取り組みされているの?」
俺:「いや、(汗)、取り組みと言われても。…(そう来ましたか…大汗)」

従業員10人余りの個人商店でそんな事いわれても、だいたい人間が歩いて配ってるような新聞配達に地球環境とかいわれても…

客:「新聞で書いてるでしょ、地球環境保護に…(以下100字程略)。」
俺:「(もういいかげん勘弁してください。)はあ、店長にも伝えておきますので、…ところでお客様こちらで対応いたしますのでお名前とご住所頂ければ…」
客:「…いやね、それは良いのよ。(いいんなんら電話してくんな(怒))、それより、今の地球環境…(以下150字程略)…」
俺:「(いいかげんにしろよ。他の客からも電話かかってくんだ。)解りました、以後気をつけますので。」

と言うわけでやっと会話を収束させる事が出来ました。

おれもスーパーでレジ袋は貰わないけど、確かに地球環境は大事だけど朝から軽い電波浴が出来て非常に爽やかな晩夏の出来事でした。