そういえば、乗らなくなって久しい

消えゆく東京駅発ブルトレ 「銀河」来春に引退

子供の頃は近所の線路を蒸気機関車が現役だった。C57(だっけ?)が黒煙をあげて走っていた。祖母があちこち幼い私を連れて出歩いていたので、九州発の寝台列車にあらかた乗った。新大阪発のあかつきで牽引するはずの電気機関車が故障して急遽C11(記憶が曖昧、C57かもてよく知らないが)が引くブルートレインに乗った事もある。どーだ、平成の鉄オタ羨ましいだろ。あの黒光りする力強さは印象に残るな。
いつのまにか乗らなくなったな。俺はいまでもJRなどと言うみっともない名前の機関なんか認めてない。今でも、分割民営化反対である。酷いもんだったな、当時。
某元首都圏国鉄駅駅長さんと知り合いだったが、彼も
「(分割民営化は)むちゃむちゃだし、その後の人扱いも酷いと思う。でも仕方がなかった。」言っていた。
元々、国鉄ていうのは、いや鉄道は「国民の統合の象徴、ふるさと、故国としての国民国家の象徴」というイメージがあるのですよ。俺には。みゆきさんの「ホームにて」という曲も国鉄時代にしか出来ないと思う。今なら最終の列車でなく、航空機で帰っちゃう。貧しい人はバスで帰り。希望があるはずの都会はその幻想さえムリムダとして省かれる。

やだね。